副院長挨拶
東山三条よこい眼科クリニック副院長の横井則彦です。
京都府立医科大学医科大学を卒業後、京都第一赤十字病院眼科に研修医として、京都府立与謝の海病院眼科に常勤医師として各1年勤務し、大学院博士課程で4年間研究生活に従事した以外は、平成5年より令和5年3月末に京都府立医科大学病院教授を退任するまでの30年間、京都府立医科大学眼科に勤続し、診療、研究、教育に従事してまいりました。
この間、白内障、緑内障、網膜疾患などの一般診療に加えて、ドライアイ専門外来を開設して、角結膜疾患、および、涙液関連眼表面疾患の診断と治療に力を注ぎ、特に、結膜疾患、ドライアイの診療ならびに研究に多くの時間を費やしてまいりました。特記すべき眼科医療への貢献として2つ挙げることができます。まず、英国オックスフォード大学への留学を機に発見した結膜弛緩症の疾患概念を我が国で最初に提唱するとともに、その手術器具ならびに手術方法を開発し、新聞、雑誌、テレビでも取り上げられることで、全国からの患者様を受け入れながら、治療を行ってきたことです。次に、ドライアイでは、各種の検査機器を企業と共同開発し、ブルガリアソフィア大学との国際共同研究を通じて、眼表面の層別診断法を開発し、世界トップとも言えるドライアイの診療を行ってきたことです。眼表面の層別診断法は、日本はもとより、アジア、欧米でも評価され、ドライアイの日常診療にパラダイムシフトをもたらしています。また、この診断方法は、人工知能を用いた非侵襲的な検査機器の開発へとさらなる発展を遂げてきています。
今後も、京都府立医科大学客員教授として、京都府立医科大学眼科学教室との連携を大切にしながら。院長と力を合わせて、皆様の眼の健康維持、ならびに、東山三条よこい眼科クリニックの発展に尽くしてまいります。
東山三条よこい眼科クリニック
副院長 横井則彦
副院長プロフィール
主な経歴
昭和51年 | 徳島市立高等学校卒業 |
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昭和59年 | 京都府立医科大学卒業 |
昭和59年 | 府立医科大学眼科学教室入局(京都府立医科大学附属病院研修医) |
昭和60年 | 京都第一赤十字病院眼科研修医 |
昭和61年 | 京都府立医科大学眼科修練医 |
昭和61年 | 京都府立医科大学助手 |
昭和62年 | 京都府立与謝の海病院眼科勤務(京都府立医科大学助手併任) |
昭和63年 | 京都府立医科大学医学部助手 |
平成 元年 | 京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程入学 |
平成5年 | 京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士号取得) |
平成5年 | 京都府立医科大学医学部助手 |
平成6年 | 京都府立医科大学医学部学内講師 |
平成7年 | 京都府立医科大学医学部講師 |
平成8年~9年 | 英国オックスフォード大学留学 |
平成11年 | 京都府立医科大学医学部助教授 |
平成19年 | 京都府立医科大学医学部准教授 |
平成28年 | 京都府立医科大学病院教授 |
令和5年 | 京都府立医科大学客員教授 |
所属学会・
研究会
- 日本眼科学会
- 日本角膜学会
- 日本コンタクトレンズ学会
- 日本シェーグレン症候群学会
- 日本涙道・涙液学会
- ドライアイ研究会
- American Academy of Ophthalmology
- The Association for Research in Vision and Ophthalmology
- Asia Dry Eye Society
資格・役職・
(令和6年現在)
- 医学博士
- 日本専門医機構認定眼科専門医
- 日本組織移植学会認定医
- 日本眼科学会評議員
- 日本角膜学会評議員
- ドライアイ研究会世話人代表
- Asia Dry Eye Society President
受賞歴
平成14年 | 日本角膜学会会長賞 |
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平成20年 | 日本眼科学会座長賞 |
平成21年 | ドライアイ研究会リサーチアワード |
平成21 年 | American Academy of Ophthalmology Achievement Award |
平成29年 | 第九回日本シェーグレン症候群学会賞 |
ベストドクターズ(Best Doctors in Japan)に選ばれました
ベストドクターズは、ベストドクターズ社が医師に対して、
「もしあなたやあなたの家族が病気にかかった場合、自分以外の誰に治療を委ねますか?」
というアンケートを行い、医師が各分野の専門医の評価・推薦をして、一定以上の評価を得た医師が選出されます。
2016年~2025年の日本のベストドクターの一人として選出されました。